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マンション住人(生活環境)との相性
「住宅」問題に関して、「戸建て」と「マンション」との一番大きな違いともいえるのが、「マンション」とは
基本的に”共同で活用する住処”であるという意識がとても大切な要素となっているということではないでしょうか。
「マンション」は別の呼び方で、「共同住宅」「集合住宅」という呼ばれ方があります。近年、マンションにおける
住宅問題の多くは、この「共同で住まう住処」であるという認識が欠けていることから発生しているのではないかと
思っています。
「賃貸」でも「分譲」であっても、マンションの場合は「共同で住まう場」ということには代りがないのです。
「分譲マンション」の場合には、どうしても「自分が購入したもの」という意識が強くなるため、特にこの「共同で住まう」
という意識が欠ける場面が多くなります。実は、この問題が「分譲」における最大の課題でありポイントとなるのです
が、そのことについては、「分譲マンションの特性」のページで記したいと思います。
具体的にいえば、「自分の住戸内部」は自分の好き勝手に活用してかまいませんが、それ以外の「建物躯体」「廊下・階段・エレベーター」
「外構・駐車場」「通路・エントランス」「ゴミ捨て場」などなどは、全てマンション住人が、共同で管理しながら、活用していく場と
なっているのです。けして、自分勝手な振る舞いはしてはいけない場なのです。
基本的には、「マンション住人」が共通認識として、「可」とした行動はOKですが、「不可」と認識される行動を
してはいけない場がマンション空間の大部分に存在しているということなのです。
ゆえに、単純にいうと「マンション住人との相性」が大切な要素となるということ。できるだけ「共通認識」を持ちやすい
人が集ったマンションであることが望ましいということになるのです。いわゆる「生活に対する価値観」ができるだけ近いもの
同士が集っていると良いということになるのです。
ただ実際には、住んでみて始めてこれらの要素が確認できるわけですよね。住まう前からはなかなか認識できない要素
なのです。ここに「賃貸マンション」の大きな特性が存在しています。
「賃貸マンション」の場合は、住んでみて生活環境を実際に感じてみて・・どうしても自分にとって理解できない・受け入れる
ことができない生活環境・住人コミュニティーであった場合には、別の住処に移り住むということが簡単にできるのです。
これが「賃貸マンション」の最大の特性となります。
”昼と夜”の周辺環境変化
「住宅」を決めるときまでに、案外気にしていないこと(気がついていない)でも、実際に居住し始めると気になってくる
要素として、「日中と夜」の周辺環境の変化があります。
一般の方の多くが、「住宅選び」のときに気がついていない要素なんですよね。「都市環境」「住環境」「建物設計」といったものに
携わっている、私から考えると少々不思議に思うことが多いのも事実です。
「マンションのデザイン」や「住戸の内装・仕様・間取り」といったものについては、とても熱心に知識を得ている方が
多くなっています。これはとっても、すばらしいこと。以前は、ほとんどこのようなことにもあまり知識を得ずに住宅探しを
している人々が多かったことを考えるととても良い傾向だと思います。
ただ、できうれば・・「住戸内部」の情報と同等・・いやできればそれ以上に「周辺環境」や「土地に関する情報」に関して
積極的に情報収集することをおすすめいたします。
「周辺環境」は日中と夜間で大きく様変わりする地域が多々存在しているもの。日中は案外気がつきにくいものの、周辺に
小さなバーや居酒屋系の飲食店などがあれば、日中はしずかな環境と思っていても「夜間」になって喧騒を感じる場となることも
多々あります。
また、帰宅路に関して「日中」の印象と「夜間」の印象とで大きくことなる環境となっていて「怖さ」を感じる帰宅路と
なるような場合もあるのです。
この要素は「賃貸マンション」に限った話しではありませんが、「戸建て住宅」が集っている住宅街とは異なり、「マンション」
が建設できる地域特性として「商業・飲食施設」など住宅施設以外の用途が周辺に存在して「日中と夜間」で環境特性が大きく
変化する可能性が高いということをおぼえておいていただければと思います。
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